赤いニキビ跡は色素沈着を起こしている

ニキビを上手く対処したつもりでも、場合によってはすでに手遅れで、ニキビ跡が残ってしまうことがあります。
これは年齢を重ねるに連れて、その確率は高くなっていきます。

 

人の肌は周期的に新しい細胞へと入れ替わる『ターンオーバー』と呼ばれる働きがあります。
しかし、年齢を重ねていくと、このターンオーバーの周期が乱れたり、遅くなったり、最悪ターンオーバー自体が働かないケースがあります。
古い細胞が残ると、それが肌表面にニキビ跡として映ります。
今回はニキビ跡の症状の一つとして、『色素沈着』について解説します。

 

2タイプの色素沈着

色素沈着とは、ニキビを治したつもりが、患部が変色してシミとなって残ることを指します。
この色素沈着には2つの種類があります。
1つは赤紫の色素沈着です。
これは体内の血液中に存在する『ヘモグロビン』と呼ばれるたんぱく質が原因です。
ヘモグロビンは血液中の赤血球にあるたんぱく質で、血管を通じて体内に酸素を送る働きがあります。
ヘモグロビンは赤い色素を持っているため、見た目には赤く映ります。
ニキビ跡が赤紫の場合は、このヘモグロビンを通っている血管の類が肌表面に滲んでいることが原因に挙げられます。

 

2つ目は薄茶の色素沈着です。
こちらの原因は『メラニン』。
メラニンと言えば、体毛や肌を黒くする物質という認識がありますね。
このメラニンは肌を紫外線などから守る重要な働きを持っています。
ニキビを治したつもりでも、毛穴が炎症を起こしている場合は、体内で防衛反応が行われます。
その働きの一つが『メラニンの生成』です。
外部要因から肌(毛穴)を守るため、患部の奥でメラニンが生成され、過剰に分泌したメラニンは肌表面に浮き上がります。
それが薄茶の色となって色素沈着を起こすのです。

 

色素沈着の解決方法はターンオーバー

肝心の色素沈着を起こした場合の解決方法ですが、これは一重に『ターンオーバーを待つ』ことが有効です。
新しい肌に入れ替われば、序々に色素沈着を起こした患部は薄くなっていき、次第に元の肌に戻ります。
しかし、上記でも説明したように、ターンオーバーがしっかりとされればいいのですが、乱れている場合はなかなか肌が入れ替わりません。
その場合は、ターンオーバーを促す方法が有効的です。
例えば化粧品で肌細胞の細胞分裂を活性化させて、ターンオーバーを早めることもできます。
もしくは、クリニックで肌にわざとダメージを与えて、ターンオーバーを強制的に促す治療法もあります。
化粧品の中でも『美白』を謳っている基礎化粧品は、メラニン生成を抑える成分が含まれていますので効果的と言えます。

 

ビタミンCで補う

ビタミンCは昔から美肌を作るに効果的と言われています。
ビタミンCには美肌を作るために必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活発化させる働きがあります。
ただし、ビタミンCは肌に染みこみにくかったり、吸収しにくい欠点もあります。
最近ではビタミンC誘導体と呼ばれる新成分が開発されていて、肌に吸収されやすいように改良されています。
どんなに濃度が高いビタミンCの化粧品を使っていても、それが肌に吸収されなければ意味がありません。
ビタミンCで色素沈着を改善しようと考えている方は、吸収成分を確認して選ぶようにしましょう。