クレーター跡にもいくつかの種類がある。自分の跡は何に当てはまる?

前回はニキビ跡の中でも、もっとも治りにくく、目立つタイプである『クレーター跡』をご紹介しました。
クレーター状のニキビ跡とは言うものの、種類はいくつかあることはあまり知られていませんね。
肌にデコボコ状の跡ができたら、皆さん「クレーター跡」と一括りに言います。

 

クレーター跡の種類

クレーターのニキビ跡にも、いくつかの種類があります。
まずは自分のニキビ跡がどのタイプなのかを確認してみましょう。

 

女性にできやすい浅斑状の瘢痕(はんこん)

女性にできやすいクレーター跡です。
患部一つひとつはそれほど深くないのですが、範囲が比較的広いことが挙げられます。
皮膚が男性よりも弱いために、女性の方に見られるニキビ跡となります。
クレーターが浅い分、ターンオーバーを促す治療を施せば、極力目立たなくなるまで元通りになります。

 

男性に陥り安い深真皮の瘢痕

男性は女性に比べると皮膚が厚いので、それだけクレーター跡ができてしまうと目立ってしまいます。
深真皮瘢痕と呼ばれる跡は、範囲が広く、それでいて深いのが特徴です。
男性の両頬に限定的な範囲に広がり、遠目からでも目立つのはこのタイプが多いです。

 

アイスピックタイプ

範囲は狭いですが、ポツポツと毛穴に穴が開いているように見えるのが特徴のニキビ跡。
一見すると、上記の瘢痕よりも症状が軽度のようにも感じられますが、穴の深さは真皮を貫いているケースが多く、通常のレーザー治療でも手が及ばない可能性があります。
治療には先進的なレーザー機器が必要となります。

 

大きく凹凸(おうとつ)跡のタイプ

皮膚がへこんでいたり、盛り上がっていたりするタイプです。
これは炎症が皮膚の下層にある脂肪層まで及んでいることが原因です。
脂肪層が収縮していることで、皮膚に凹凸の症状が表れます。
脂肪層に熱を加えて引き締めたり、脂肪注入といった医療行為が効果的です。

 

ローリングタイプ

毛穴ごとにクレーターができているのではなく、患部の範囲全体にデコボコが広がっているタイプです。
これは、皮膚の下にある『筋膜』と呼ばれる組織が真皮に癒着していることが原因です。
クレーター跡の患部は往々にして水分が不足していますので、それが癒着を後押ししていることも挙げられます。

 

上記で紹介したように、まずはクレーター跡の種類がどれに当てはまるかを見てみましょう。
クレーターのタイプによって治療方法は異なります。
クリニックで治療をするにしても、クリニック側が得意としているクレータータイプも異なりますので、症状別でクリニックを選ぶのもいいでしょう。
また、化粧品で改善を実行してみる場合は、化粧品がどこまでクレーター跡に有効なのかを知る必要もあります。
前回もご紹介したように、クレーターまでニキビ跡が進行すると、なかなか化粧品で改善が見られない場合があります。
化粧品で改善できる症状であるか、またはクリニックで治療をする必要があるかを判断することが大切です。
クリニックの医師では、当然クリニックでの治療を推されますので、自分で判断できない場合は、皮膚科の先生に相談してもらってください。