クレーター跡を治す最前線。レーザー治療

ニキビ跡の中でも最も重度のクレーター跡。
デコボコの肌は外見からでも一目瞭然で、化粧をしても隠すことは困難です。
他の肌を綺麗にしていても、顔にクレーター跡があれば、「顔が汚い」、「不潔そう」というレッテルを貼られるのも時間の問題です。

 

クレーター跡は、ニキビと異なり「完治が難しい」ことでも知られています。
一度できてしまうと広範囲にわたって凹凸が広がり、放っておいては何十年経っても一向に改善されません。
特に20代30代の結婚願望がある女性にとっては、「異性から良く見られたい」、「好きな人に振り向いて欲しい」、「常に美しくありたい」と考えているものです。
しかしクレーター跡がたくさんある女性を見て、男性はどう思うでしょうか。

 

クレーター跡を改善できるレーザー治療とは

一昔前までは、ニキビ跡の治療と言えばケミカルピーリングでした。
前回紹介したように、ケミカルピーリングは酸性のジェルで患部を覆って、火傷状態を起こすもの。
古い角質を剥がし、新しい皮膚に強制的に入れ替える行為でした。
しかし、ケミカルピーリングは結局のところ皮膚の表面にしか効果が期待できません。
クレーターの跡は、毛穴の奥深く、真皮層より深い部分が炎症を起こしています。
肌が細胞レベルまで破壊されているので、ケミカルピーリングでは実は効果は期待できないのです。

 

そこで、現在では次々に最新のレーザー機器が発明されています。
レーザーの魅力は、皮膚を突き抜けて真皮層まで効果が作用されることにあります。
よって、クレーター跡だけではなく、色素沈着も改善することができます。

 

フラクショナルレーザーとは

レーザー治療の中でもクレーター跡に効果があるフラクショナルレーザー。
通常よりも高い出力の光を照射することによって、皮膚を構成する細胞の再生を促します。
1回で10%程度の皮膚再生が見込めるので、10回程度行えば、どんなに重度のクレーター跡でもかなりの改善が認められるはずです。
また、各クリニックに複数種類のフラクショナルレーザーを用意していて、状況に応じて使い分けます。
ただし、施術後は皮膚が刺激されることによって赤みを帯び、ダウンタイムも長いことが欠点として挙げられます。

 

フラクショナルレーザーは年々品質や機能が向上していて、現在では正常な皮膚にはダメージを与えない機能も搭載されています。
まだ日本に上陸して10年程度。今後はさらにダウンタイムが短く、副作用がない最新機器も開発されることでしょう。

 

 

針とレーザーを併せ持つイントラセル

まだ一部のクリニックでしか使用されていない最新の美容機器です。
こちらもクレーター跡を持つ患者が主な対象です。
極細の針を患部に瞬時に刺し込み、その針からRFと呼ばれる高周波の光を照射します。
これによって、肌細胞に直接刺激を与え、コラーゲンの生成を促します。
従来の表皮から照射する治療法だと、肌細胞まで光が届かないことがあり、十分に効果が発揮できませんでした。
その問題を解決したのが、このイントラセルと呼ばれる機器です。
現在いくつかのクリニックでモニタリングを行っているので、試してみる価値はあるでしょう。

 

このように、クレーター跡を改善する美容機械は年々増えています。
どの機械を使うかはクリニックや医師の判断に委ねることになりますが、「これで駄目だったから、次はこっちを試そう」と選択の幅が広がるのは、患者にとっては嬉しいことかと思います。